10月7日〜21日の15日間、妻とタイを旅してきました。利用した航空会社は往復ともLCC(格安航空会社)のエアアジアです(正確にはタイ・エアアジアX)。
エアアジア は運賃が格安なぶん、様々なサービスが有料になってしまいます。ただ今年1月に国内線の名古屋ー新千歳便でエアアジアを利用したときに、必要なサービスのみ選んで安く移動するってのもアリだと感じました。
新千歳無事着陸したyo!
雪は思ったほどじゃない。
なかなかよかったエアアジア✈️
まだ荷物受け取りあるけど(笑)。 https://t.co/9REDAuIYSk
— ken2@無職2.1 (@nokotoblog) January 15, 2019
今回は新千歳ーバンコク(ドンムアン空港)線でフライト時間が約7時間なので若干不安はありますが、エアアジアは燃油サーチャージを廃止しており、国際線でもエクストラコストが掛からないのが魅力!お気楽旅行にピッタリなLCCです♪
さすがだぜトニー・フェルナンデス♪
エアアジア・グループ、燃油サーチャージを完全廃止|トラベルボイス
エアアジアって何?
エアアジアはマレーシアに本社があるLCC(格安航空会社)。
2001年に当時ワーナーミュージックのアジア地域役員だったトニー・フェルナンデスが、経営破綻に陥っていた航空会社を1マレーシアリンギット(なんと30円!)で買い取って創業した会社です。
トニー・フェルナンデス氏、米TIME誌の「世界で最も影響力のある100人」に選出|TRAICY
エアアジアグループにはエアアジアとエアアジアX(エックス)の2つがあります。
エアアジアは国内線(及び短距離国際線)、エアアジアXは中長距離国際線という振り分けだそうです。はじめエアアジアXの名前を聞いたときはエアアジアよりさらに格安が売りのキャリアかと思いましたよ(笑)。
なおアジア各国(タイ・インドネシア・フィリピン・インドそして日本)に地域法人があり、今回わたしたちが乗ったのはタイ・エアアジアXの国際線です。
フライト予約は乗客が全てインターネットで行います。座席指定・預け荷物・機内食・ドリンク・支払い手数料まで全てが有料です。無料の機内持込み荷物は7kgまでで、それ以上は有料の預け荷物になります。当日の預け荷物料金は、ネット予約時の料金より割高になってしまうので注意です!
もちろんそのぶん運賃自体は安いですね。前述の通りサーチャージは掛かりません(2019年現在)。深夜便の場合ほとんど寝るだけなのでこれで十分な場合もあるでしょうね。
予約は全てエアアジアの日本語ページから行えます。エアアジアグループには各地域会社がありますが、フライト検索の際には特にそれを意識することはありません。
今回掛かった費用
タイの旅で飛行機移動に掛かった費用を表にしました。
タイは乾季である11月から2月までが気候が安定していて観光シーズンとされており、運賃も高めになります。私たちは気候が安定しつつ運賃も安いという直前の10月を狙いました。ラン島を除けばスコールも無かったですし、暑さはかなりキツイものの乾いた暑さだったので狙いは成功だったと思います(笑)。
出発地は札幌・新千歳空港、目的地はバンコク・ドンムアン空港です。
バンコク便の目的地は、一般航空会社だとスワンナプーム空港になりますが、エアアジアほか一部のLCCはドンムアン空港になるので注意が必要です。
往復ともに預け荷物ナシ、往路は機内食&座席指定のオプションを付けましたが、復路は思い切って両方ともナシにしました。しかし復路でも早めにWEBチェックインしたので妻と隣同士の席になりました(席の場所は選べない)。
往路は日本円で発券&請求でしたが、復路はタイバーツ発券で日本円換算の請求額なので端数が出ています。もちろん時期によっても大きく値段が変わります。
表 新千歳ードンムアン往復に掛かった費用(単位:円 1人分)
往路 | 復路 | 備考 | |
航路 | 新千歳ードンムアン | ドンムアンー新千歳 | |
搭乗日 | 2019年10月7日 | 2019年10月21日 | |
現地発着予定時刻 | 9:55−15:10 | 23:55−8:40 | 時差−2時間 |
実際の発着時刻 | 10:12−15:17 | 0:48−9:10 | |
フライト時間 | 7時間2分 | 6時間22分 | |
運賃 | 14,745 | 18,512 | ←安いね! |
事前乗客手続き | 122 | 128 | ←いるのね |
空港税 | 1,133 | 2,550 | |
国際線離発着手数料 | 50 | 55 | ←安っ! |
国際観光旅客税 | 1,000 | なし | ←観光です |
メンバー割引 | −150 | ー146 | ←BIG会員 |
座席指定 | 1,899 | なし | ←高いね |
機内食 | 600 | なし | ←水つき! |
預け荷物 | なし | なし | ←手荷物のみ |
支払手数料 | 800 | 583 | ←クレカの |
合計 | 20,199 | 21,682 |
時期や航路(羽田や関空など)によってはバンコクまで片道数千円!というチケットもあるそうですが、これでも十分安いです♪
ちなみにこの航空券はイオンカードの新規入会20%キャッシュバックキャンペーンで購入したので、実際は表示金額の8割で購入したことになります(笑)。
バンコク・ドンムアン空港まで空の旅
新千歳空港9:55分発の便なので、空港には朝7時には着いていたいところ。
旭川市内から新千歳空港まではたいせつライナーという空港バスも出ていますが、早朝着の便がありません。そこで空港近くの道の駅に車で行って車中泊して、朝6時過ぎにAIRPORT PARKINGという民間パーキングに停め、そこのバスで空港に向かいました。
なおこのパーキングも7泊8日〜30日が4000円(メール予約でさらに500円引き!)と格安のパーキングです♪
さて早朝の新千歳空港国際線ターミナルはかなり閑散としていました。国際線ターミナルは制限エリア含めて朝はほとんどお店がやっていないため、朝ごはんを食べるのに苦労しました。なんとか9時に開いた売店で買ったパンとおにぎりを頬張ると、もうすぐに搭乗の時間になりました。
国内線であれば7時からやってるカフェなどありますので、制限エリアを通る前に国内線で済ませておけば良かったかもしれませんね。
早朝でガラガラの国際線ターミナル
美味しそうなお店はたくさんあるのにやってねぇ
国内線ターミナルでエアアジアに乗ったときは、乗り場が一番端っこで随分歩かされたのでエアアジアがLCCであることを痛感しましたが、国際線ターミナルはコンパクトなためそれほど歩く必要はありませんでした。
しかもバス&タラップではなくボーディングブリッジだったので、まったく一般航空会社と一緒です。国内線のときは乗る直前でも手荷物の重量チェックがありましたが、今回はありませんでした。
手荷物を7kg以下にするための対策を結構してきたんですけどね。やや拍子抜けでした(笑)。
タイ国旗と鮮やかな赤が特徴のタイ・エアアジアXの機体
CAさんの制服も鮮やかな赤!
気になるエコノミーのシートピッチはそれほど狭くはありません(もちろん広くはないです)。ただ実測値ではどうだか分かりませんが、座面が短い(小さい)ような気がしました。さらにシート表皮が硬めなためお尻は痛くなりました。
3列×3のシンプルな革張りシート
シートピッチは一般的なエコノミークラスレベル(かな?)
機内食はもちろん飲み物も有料です。安いもので60バーツなので200円ちょっとですね。制限エリアで買った水も本当は持ち込んではいけないことになってます・・・まぁ皆さん持ち込んでますが(笑)。
コーヒーなどドリンクも全て有料
水でさえ有料です!
機内食は当日注文もOKみたいですが事前予約より50バーツほど割高
事前予約のナシレマ(ココナツミルクで炊いたごはん)は600円
事前予約の機内食には水が付いてきます そして美味い!
「有料のブランケットを売るために機内は寒い」という噂を耳にしたので上着を2枚持ちましたが、言うほど寒いとは感じませんでした。さっそくバンコク仕様で半袖ハーフパンツの人にはすこし寒かったかもですが(笑)。
そんなこんなで大きな遅れもなくバンコク・ドンムアン空港に到着しました。
バンコクに近づいてくるとアジアらしい茶色い川が見えてきました!
タイに到着!ケツが痛い(笑)
さて復路は23:55分発の深夜便です。おかげで最終日もタイを満喫することができました!
ガネーシャ様でか過ぎ!
迫力ありすぎ!
おもしろすぎ!そしてどうしてこうなった?(笑)#ピンクガネーシャ pic.twitter.com/dhx63uxqQG
— ken2@無職2.1 (@nokotoblog) October 21, 2019
なんと #ピンクガネーシャ がいる #チャチュンサオ から #バンコク までのロットゥー(乗合バン)が満席で2時間以上待つとのこと!急遽近くの駅からタイ国鉄で移動です🚃
エアコンレスな3等車内は蒸し風呂状態ですが、なかなかオモシロ体験しています😄
深夜発のLCCなので時間に余裕あって良かった! pic.twitter.com/2tdPJNaUEy
— ken2@無職2.1 (@nokotoblog) October 21, 2019
ドンムアン空港は規模はそれほど大きくないものの、24時間ひっきりなしに飛行機が発着してるようです。搭乗客も多いですし、フードコートも24時間営業ですし、深夜なのにエネルギーを感じます。
ただ搭乗はバス&タラップでした(笑)。LCC感を味わいながら搭乗したらあとは寝るだけ!
帰りのドンムアン空港の出発予定表 深夜でも5分おきに多くの便がありますね
ドンムアン空港のフードコートは24時間オープン!いいなぁ
20分ほどの遅れで新千歳空港に到着!
一般のエアラインに比べてスゴい疲れるかというとそうでもない感じ。感じ方は人それぞれでしょうが、わたしは満足しましたよ!
LCCの注意点
エアアジアに限らずLCCは多くのサービスを有料にしています。その有料サービスも、事前予約と当日では価格が大きく違ってきます。例えば手荷物のつもりがチェックを受けて預け荷物扱いになると追加料金が発生するので、規約は細かいところまで読んでおきましょう。
機内食も有料な場合が多いので、時間を考えて必要であれば事前予約しましょう。私たちは往路は昼行便のため機内食を予約し、復路は夜行便なので機内食なしにしました。飲み物も有料ですので準備しておきましょう(エアアジアは持ち込みもダメなルールですが)。
安全面では離陸前の説明や飛行状態など一般の航空会社との違いは感じませんでした。上空でシートベルトサインが出たらすぐに車販は中止してましたし、トイレに行く人がいれば静止してましたし、運行にテキトーな感じもしませんでした。
また今回のように一般航空会社とLCCで空港が違ったり、ターミナルビルが違ったりする空港もあることも頭に入れておきたいですね。
やはり一番の注意点は欠航となった場合に扱いが厳しくなる点でしょうか。特に海外からの復路で欠航となった場合、振替便や払い戻し手続きが困難になったり別料金が発生する可能性があります。そのぶん安いとあきらめて、トラブルを楽しむくらい旅上手になれると良いんですがねぇ。
