今年は各スキー場とも積雪量が少ないのが話題でしたが、ココ数日の大雪で痛ましい事故がおきてしまいました。
痛ましい事故・・・ツリーランは楽しいけど危険を十分認識しましょう!特にボードは止まったり減速するのに十分なスペースがなかったりします。助けを呼ぶにも人通りが少ないですし!|スキー場事故相次ぎ2人死亡|NHK 長野県のニュース https://t.co/kbrjPHFweD
— ken2@無職2.2 (@nokotoblog) February 10, 2020
1つ目の事故では「木々の間を滑走する圧雪されていない上級者向けのコースを滑っていた」との記載があるので、おそらくはツリーランコースと呼ばれる森の中を滑るコースだったのでしょう。
2つ目の事故では詳細は不明ながら、木に衝突したことによる事故(ツリーランコースではないかもしれませんが)のようです。
本記事ではスキー場のツリーランコースでの楽しみ方や注意点などを考えてみたいと思います。
ツリーラン の魅力!
スキー・スノーボードなどにおけるツリーランとは、森の木々を避けながら、自然で複雑な地形を楽しむ滑りかた。同じスキー場でも整備されたゲレンデを滑るのとはまた違った楽しさや、山の自然に近い非日常感を味わうことができます♪
これでもスキー場内です!(カムイスキーリンクス:旭川市)
また森の中は木々が風を遮ってくれるため新雪が飛ばされにくく、ゲレンデより深いパウダースノーを味わうことができます♪木々に囲まれたオープンバーンでは、スピードを出して大きなスプレー(雪煙)をあげながら滑ることもできちゃいます!
ツリーラン の注意点
ツリーランのコースは自然の森・自然の地形のまま!
生えてる木は滑るコースを限定しますし、特にスノーボードでは減速や停止をするためにドリフトするスペースが十分ない!なんてこともありえます。
下手したら木に衝突ですし、枝は顔や身体に当たりますし、引っかかって足をとられることもあります。地形は複雑でいきなり急斜面になったり、逆に登りになることもあり、そして吹き溜まりでは予想以上に深い雪があることも!
またリフト下やゴンドラ下では開けててスピードを出しやすいですが、整備されたコースのように支柱にクッションを巻いてないないことも多いので、支柱への突撃はぜったいにNGです!そもそも大木や支柱の根本は雪が凹んでる(落とし穴のような)場合も多いので、近づきすぎないようにしたいものです。
スキー場では危険度が少ないエリアを「ツリーランコース」として解放しているのでしょうが、それでも一般のゲレンデよりは注意するところはとても多いです。
最後に事故がおきても通り過ぎる人が少ないので、気づかれにくく助けを呼びにくいこともあることを覚えておきましょう。なるべく複数人で滑ることをオススメします!
ツリーランコースの管理ロープはこのさき崖!っていってるようなもの
吹き溜まりで転ぶと腰まで埋まっちゃうことも!
必要なスキル
基本はどんなコース・雪質でも思ったところでターンや停止ができること。特に目線は重要で、木を見ながら木の方に向かって木にぶつかちゃうようではダメですね。普通のゲレンデでも目線を意識して滑ると良いと思います♪
木のあいだを滑る練習には子供向け林間コースがGood!特にスノーボードでは狭い場所での板さばきの良い練習になりますよ♪
トマムスキー場の子供用林間コース入り口
子供用コースでもあえて狭い木のあいだを狙うとかいろいろ遊べます
また圧雪車が入れない森の中は、新雪(パウダー)からボコボコ、クラスト・ガリガリまで色んな雪質になります。できるだけ苦手な雪質を作らないようにしたいですね。
そしてスノーボードはスキーのように歩けないのでなるべく止まらないようにしたいもの。普段から地形や雪質、そして人混みなど先を読むことを意識しながら滑るクセをつけると良いかもしれません。
必要なギア
基本的にはゲレンデスキー・スノーボードと同じですが、以下の3つは絶対にあったほうが良いです・・・というより無いと危ないです。
ツリーランに必要なギア(3種の神器)
・ヘルメット
・ゴーグル
・フェイスマスク
ツリーランのための三種の神器!
ヘルメット・ゴーグル・フェイスマスクは木への衝突時だけでなく、顔にガシガシ当たる枝からも顔や頭を守ってくれます。もうこれらがないとツリーランはできないですね。
あとはツリーランに限りませんが、雪が入るのを防ぐパウダーガード付きのウェアがあると良いですね。パウダーで転んだあとの快適さが全然違います!
トマムスキー場のツリーラン
私がホームにしているトマムスキー場では、雪山解放エリアという名前でツリーランを楽しむことができます。詳しくはこちらから。

トマム以外でもツリーランを滑れる・ウリにしてるスキー場は多くあります。多くは上級者コースだったり、手続きが必要だったりしますが、そのスキー場のルールに従いましょう♪
今朝の北海道はカキーンと冷えたのでトマム解放エリアの雪質もかなりGood👌
だいぶ食われてるけど食い尽くされてないあたり、さすがトマム(笑)。
森の中は楽しいなぁ🎶#星野リゾートトマム pic.twitter.com/skacXcOyyK
— ken2@無職2.2 (@nokotoblog) February 6, 2020
パウダーのときは開けたトマムゴンドラ下がパラダイス!
天気のいい日はさらに気持ちいいですよ♪
まとめ
ツリーランを楽しく安全に滑る方法
・3種の神器(ヘルメット・ゴーグル・マスク)を身に着けよう!
・どんな雪質でも滑れる&止まれる技術を身に着けよう!
・雪質や地形やコンディションを読みながら滑ろう!
いろいろ注意点を挙げましたが、とにかく楽しく気持ちいいのがツリーラン!ある程度滑れるようになったらぜひチャレンジして欲しいですね♪
日本人はビシっと整地されたスキー場が好きかもですが、欧米人は不整地が大好きです!
今日リフトで一緒になった豪のおっちゃんが「トマムの雪は素晴らしいが整地がtoo muchだ!」って言ってた😆
西洋人はスキー場内でもコース間やリフト下が好きだからなぁ。それがグローバルなんだろうか?
まぁオレも好きなんだが😅
— ken2@無職2.2 (@nokotoblog) February 4, 2020
欧米人は子供でも大人に連れられて森の中へ入っていきます。それほど上手なさそうな子もいてヒヤヒヤしますすが、こうやって山の楽しさや危なさを体で学んでいくんだなぁと思っちゃいます・・・日本人ももっと山を楽しんでほしいですね♪
今回の事故は大雪が降ったことによるいろいろな不幸が重なったのかもしれません。スキー場内でも十分注意しながら滑らなければと感じました。