皆さんが北海道でスキー・スノーボードするならどこでしょうか?どこのゲレンデが人気あるのか興味あったので調べてみました。
しかし先日、旭川にある カムイスキーリンクス に行った方がこんなtweetをしていました。
ここのスキー場、シンガポールとか香港あたりの富豪に買い取ってもらって麓に宿泊施設整備したりしないかなあ。
それだけのポテンシャルがある。
コース資質、雪質、晴天率、物価、道内の有名所に負けてる要素がほとんどない。#カムイスキーリンクス pic.twitter.com/5rYTko4Yax— rimanoe@流氷見に行きます。 (@rimanoe_hiroo) 2018年2月18日
いやもうホントそう。旭川市もあんまし盛り上げる気がなさそうなので、民間それも海外資本にでも来て貰ってオシャレなスノーリゾートにでもならないかな〜って思っちゃいます。むしろここを拠点として旭山動物園とか富良野・美瑛とか層雲峡とかに行ったり。
カムイを絶賛してるのって市外・道外・国外の人ばかりなんだよな〜。
どうやら旭川市・市民にとっては自慢のスキー場じゃないらしい。
位置がほぼ深川市だから仕方ないかもしれないけど、今の扱いはもったいないし可愛そう。#カムイスキーリンクス https://t.co/01j12XQCbQ— ken2 (@nokotoblog) 2018年2月23日
そんな訳で、今シーズンは カムイスキーリンクス の年パス買って通ったので、ココの良いとこ・残念なとこを挙げていきたいと思います!
カムイスキーリンクス の良いところ
気温が低く良質な雪!
旭川は北海道の内陸に位置するため気温が低く、また乾いた雪が降りやすいため雪質は素晴らしいです。カムイパウダーを滑るたびにこの瞬間が北海道だよねって感じ!
12月中旬から2月下旬まで山頂の気温はマイナス10±4℃と低い気温が続いています
雪が降ったらカムイに行こう!
程よいゲレンデサイズ!
カムイには全部でリフト5本・ゴンドラ1本、25のコースがあります。
形もシンプルでゴンドラ1本乗ればほぼ何処にでもアクセスでき、迷子になるようなことも少ないでしょう。初級・中級・上級とバランスよくあって何れのレベルでも満足できると思います。
シンプルな形状ながら滑走距離も結構あるカムイのコース図
とにかく空いている!
穴場スキー場と言われるだけあって休日でも空いてます。
むしろ平日のほうがスキー学校の学生さんたちで混雑してるくらい。リフト待ちは皆無ですし、年末年始や連休に出来るゴンドラ待ちも午前中で解消してしまう程度。
何より空いてるので、新潟や北海道の有名スキー場に比べパウダー競争率が圧倒的に低い!高いじゃないですよ低い!昼過ぎにノンビリ出勤しても端の方にノートラックが残ってたりします。もちろん人がいないので圧雪コースも自分の思い通りにターンできちゃいますよ♪
最も混んでいた昨年末のカムイ ゴンドラは行列していてもゲレンデはご覧の通り
1月末のトップシーズンの週末でこのガラガラ具合 地元民としては心配になっちゃいます
パウダー・ツリーランコースへのアクセスが抜群!
カムイスキーリンクスには整地されていない山の中を滑れるコースが大きく分けて3つ。ディープパウダーコース(コース図左上赤丸)、フレッシュパウダーコース(青丸)、ツリーランコース(白丸)です。
いずれもリフトから簡単にアクセスでき、また簡単に通常コースに戻ってこれます。ココまで簡単に、また複数のコースがあるのも珍しいかも。あとコースサイドには整地されてない非圧雪ゾーン(黄色線)も結構な幅があるのでこちらもいい感じですよ♪
ディープパウダーコース(左赤丸)はリフト降り場のすぐ横 時間限定のプレミアムコース
フレッシュパウダーコース(青丸)はスピード出してパウダーランするのにもってこい
ツリーランコース(白丸)は自然の醍醐味を味わえます
眺めが良い
天気と視界が良ければ遠くの旭岳が見え、また下界の街に向かって落ちてくように滑ることが出来ます。ただココから見える街は旭川市ではなく深川市なんだよな(笑)。

眼下に広がる深川市街と中央に流れる石狩川 そして奥には旭岳
カムイスキーリンクス の残念なところ
車がないとアクセスが悪い
カムイスキーリンクス は旭川市街地から車で30〜40分とアクセスは良好。
ただ自家用車やレンタカーであれば良好なのですがそうでなければちょいと面倒くさいです。旭川市内からはカムイ号という予約制(前日17時まで)バスが2往復走ってますがそれ以外の路線バスはなく、また旭川空港からの直行便も今のところありません。
一方で旭岳へ向かういで湯号は空港経由で便も4本あり、予約不要もなので使いやすいと思います。旭川移住前もカムイに来た事がありますが、レンタカーじゃないと行かないよなぁと思いました。
隣接する温泉や宿泊施設がない
アフタースキーのお楽しみと言えば温泉ですが、カムイスキーリンクス には周辺にも温泉・入浴施設がありません。宿泊施設もありません。
知り合いが「以前カムイ周辺で事業を始めようとしたけど、下水道が整備されてないのでやめた」と言っていたので、まだインフラが十分でないのかもしれません。カムイは旭川市の外れの山中にあるので市の事業である下水道整備は難しいのかも。もしかしたら宿泊施設やリゾートホテルも下水がネックかもしれません。
海外のお客さんを呼ぼうと思ったらホテルを建てるか、出来なきゃもっと利用しやすいシャトルバスは必須なんじゃないのかなぁ。
積雪量は実はそんなに大したことはない
ニセコやキロロの人気は豊富な積雪量でしょう。今のところ私が経験した埋まって死ねるほどのパウダーはニセコヴィレッジスキー場でした。
それに比べると旭川は積雪量はまったく大したことありません。その上標高も山頂で751mと低いです。スペック的には特筆する所はないのですが、とにかく気温が低くて雪が溶けにくいので食われた雪でもパウダー状態は良好です。底付き感はあるもののサラサラパウダーが味わえます。
それでもツリーランコースでは腰まで埋まっちゃうので要注意!
硬派でイベントが少ない
他のスキー場ではクリスマス・年末年始・バレンタインなどの季節イベントがあったり、誕生日割引などお客さんを呼び込むための取り組みが見られますが、カムイスキーリンクス は殆どナシ。実に硬派なスキー場です。
スキー試乗会など硬派らしいイベントもありますが、それほど利用者も居ないため選び放題だったりします。
昨シーズンの石スポ試乗会 選び放題好きなのもってけーな状態
さてさて別の方のカムイスキーリンクスの感想もご紹介
おぉカムイパウダー満喫できて良かったですね〜!カムイスキーリンクスは最高の穴場スキー場でしょう♪
市からも市民からもやる気感じられないので、これからも穴場のままかもね(笑)。
— ken2 (@nokotoblog) 2018年2月23日
まぁそんなところなので・・・